今回、とある案件の兼ね合いで市場の小型GPS端末調査をすることがあり、備忘も兼ねて調査した内容を纏めてみました。
市販のGPS端末は端末価格が6千円〜1万円(+月額の通信費用)が相場で、今回は案件の特性上、コストをミニマムに抑えるため端末価格が5千円以下、通信費用を要しない構成で検討。マイコン基盤+GPSモジュール(アンテナ含む)というシンプルな構成にすることで上記を実現。受信したGPS情報を端末に保存し、特定のWifi拠点に端末が近づいた際に同情報をアップロードする構成でデモ端末を開発。

検証内容:5秒間隔でGPS受信を設定。デモ端末をカバンに入れて電動自転車で半日外出し、取得したGPS情報をマッピングして確認。
検証結果:
・GPS受信情報の品質について、データの抜け漏れは確認できず安定して取得できた(外出中は端末へノータッチ)
・バッテリ消費について、4.5時間の稼働でモバイルバッテリ(5,000mA)の充電が4灯(フル)から3灯に減少
・下り坂でスピードが出た場所についてはGPSの間隔も空いており速度が分かる

まとめ:
今回、市場のGPS端末に比べ安価な構成で検証を行なったが、取得できるGPS情報の品質に特に問題は見られなかった。目的次第では、市販品よりもハードコストを下げられる可能性があり、また、取得したデータのサーバアップロード等、柔軟な対応ができそう。
と、このような形で弊社はIoTを活用したDXコンサルにも対応可能です。興味があれば是非コメントください!