「マネータートルさんって何ができるんですか?」

お客様や取引先様からよくこんな質問をいただきます。心の中では「何でもできます!」と言いたいのですが、それでは何もできないのと同じとなってしまうのでこのように答えています。

「中小企業のDXに向けたBPaaSを提供しております!」

2024年はまだBPasS聡明期と言われておりBPaaSって何?という方もいらっしゃるかと思いますが似たようなサービスにBPOとSaaSがあり、それらを掛け合わせたサービスです。総務省の調査研究によると国内の中小企業の7割においてDX化が進んでおらず、その主な原因はDX人材の不足によるものと言われております。その課題に対してBPOのように業務を丸ごと請け負い、BPO受託事業者がSaaSを活用してDX化を進めるのがBPaaSです。元々は大企業向けのサービスでしたが、既存の中小企業向けSaaS事業者がBPaaS領域に進出し安価なサービスも出てきたこともあり、中小企業にも利用が広がりつつあります。中小企業にっとはノンコア業務(経理・労務管理等)を効率化できるメリットがある一方、BPaaS事業者への依存により社内のDX人材の育成が進まないというデメリットもあります。

そんなBPaaSですがマネータートルが提供するBPaaSは少し異なり、お客様の一員となってDX化を推進するため、上述にあるデメリットもなく、柔軟な対応が可能です。

「強みは?」

現場業務スキルとDX化スキルの二刀流が強みです。当社では同一の担当者が現場業務の遂行とDX化を同時並行で進めるため、現場ならではの知見をすぐにシステムに反映できるため、短期間で効果的なDX推進が可能です。また、既存の現場業務をそのままデジタル化するのではなく、お客様のビジネスを加速させる上でどんな業務プロセスが良いか?をお客様と共に考え、実現することができます。さらに運用開始後はお客様担当者に高品質な業務引き継ぎや育成もできます。

「具体的には?

例えば、お客様に合わせたポータルサイトや労務管理アプリを企画段階から開発・導入まで約数ヶ月〜半年で実現できます。最初にプロトタイプを構築し実業務へテスト導入、業務プロセスやアプリをアジャイルで改善していきます。検証で成果が出るようになれば全社へ展開していきます。全社展開における各拠点担当者へのレクチャや問合せも一元的に対応可能です。

最後に

色々と記載しましたが上記はお客様にイメージ頂くための一例です(一例なのかい!)、まずは些細なことでも構いませんのでお困り事をご相談いただけると有り難いです!

社会福祉法人けいわ会様勤怠管理システム導入

杉並区を中心に10ヵ所の保育所を運営するけいわ会様は、60年以上に渡る歴史をもち地域に愛される保育園です。今回、運営に携わる先生も300名を超え、業務効率化・ES向上の観点から従来の紙による事務処理のデジタル化をご決断され当社にご相談頂きました。

使い慣れている個人スマホを活用

デジタル化にあたり課題だったのは先生方は幼児教育の観点からも敢えて紙を普段から使用しているため、デジタル化への抵抗感やITスキルに不安がありました。そこで殆どの先生が所有しているスマホで簡単に操作が可能な勤怠システムをつくることにしました。また、個人認証も既存のGoogleカウントを活用することでシームレスで高セキュリティなシステムとしました。

現場の意見を即時反映しながらのアジャイル開発

導入にあたってはまずは検証として1施設でスモールスタートを開始。実際に現場で発生した課題をすぐにシステムに反映して品質を上げていきました。様々な個人スマホがある中で最適な機能や画面レイアウトになるように調整していきました。

全施設への展開

1か月程で現場検証を終え各施設の先生方のご協力のもと全10施設へ展開していきました。登録データが増加することでシステム動作が遅くなりご迷惑をお掛けすることもありましたが、データベースへの移行対応等を協議の上スムーズに実行し無事、全施設への展開を完了しました。

半年でペーパーレス化に伴う事務作業の効率化を達成

ご提案から全施設への展開まで半年という短い期間で完了することができました。ペーパーレス化による先生方の事務作業時間はもちろん、勤怠データを集計する事務員の方の集計もボタン一つで完了できるようになりました。今後は利用データを元にさらなる改善を進めて参ります。